薬味の中でも最も香りが強く、薬効も強い野菜です!【にんにく】

にんにく

「にんにく」と言えば、独特の香りと味を持った香味野菜ですよね。
ラーメンや餃子などの中華料理に使われるのはもちろん、韓国料理、イタリア料理などにも欠かせない香辛料としてもお馴染みです。
ヨーロッパでは、そのあまりにも強い刺激臭から魔よけとしても使われ、ドラキュラ除けのアイテムとしても有名です。
にんにくはとても臭いが強いので食べた後のことを考えると、なかなか手が出にくい食材ではありますが、少量をうまく取り入れると疲労回復や滋養強壮にも効果があるので、食生活に上手に取り入れたい薬味です。
にんにく(ニンニク)は、あまり摂り過ぎると逆に体に悪影響を及ぼすこともあるので、薬味として少量使うぐらいがちょうどよいと言えるかもしれません。
薬味として「にんにく」を使う時には、すりおろしたり、薄くスライスしたりして使います。臭みの強い肉や魚を食べる時に使うのが一般的です。

にんにく(ニンニク)ってどんなもの?

にんにく

にんにく

辛味 にんにくの辛味 にんにくの辛味 にんにくの辛味 にんにくの辛味 にんにくの辛味

甘味 にんにくの甘味

酸味 

香り 独特の臭みのある強烈な刺激臭

食用 球根・茎・葉

漢字表記:大蒜、葫

英語名:garlic

にんにく(ニンニク)の原産地は、中央アジアのキルギス地方と言われていて、日本には中国を経由して、奈良時代頃にはもう伝わっていたとされています。世界的には紀元前よりその薬効から薬としての需要もあったようです。中国では、にんにく(ニンニク)は、「韮」という生薬として漢方薬としても用いられてきました。
にんにく(ニンニク)は、ユリ科の植物で、球根の部分を食用としています。
その他、最近では、にんにくの花茎の部分を「にんにくの芽」として生のものや冷凍食品でスーパーなど見かけるようになりました。また、ねぎとよく似た外見の「葉にんにく」も中国料理の食材として、中国から輸入されたものも市場に出回っています。
にんにく(ニンニク)は、食用として出回っているのは、収穫した生のままのものと、乾燥させたもの、乾燥させて細かく砕いたもの、すりおろしたものです。乾燥させて細かく砕いたものは、香辛料(スパイス)として、瓶詰めなどにされて、「ガーリック」の名前で販売されています。すりおろしたものは、わさびやからしと同じようにチューブ入りですぐに使えるようになっていて大変便利です。

にんにく(ニンニク)の旬

にんにく(ニンニク)は、秋に植え付けを行い、6〜7月に収穫を行います。
そのため、生のにんにくが出回るのは1年ではこの時期だけです。にんにく(ニンニク)は、そのままでは保存が利かないので、収穫した後一定期間乾燥させた上で、市場に出荷されます。
通常スーパーなどで販売されているのは乾燥された後のにんにく(ニンニク)です。
にんにく(ニンニク)は収穫後に温室など一定の気温を保った場所で20日間程度乾かして水分を70%までに減らすと、生のままよりも味や香りが良くなるとされているのです。

にんにく(ニンニク)の産地

にんにく(ニンニク)は、日本国内の生産量の7割を青森県が占めています。
中でも、田子(たっこ)町はニンニクの生産量が日本一としてよく知られています。
その他、にんにく(ニンニク)の生産量が多いのは、岩手県、千葉県、香川県、鹿児島県、沖縄県などです。また、国内で流通しているにんにく(ニンニク)は、中国からの輸入品が多いようです。
全体的に国内産は大ぶりのものが多く、輸入物は小ぶりで価格も国内産に比べると安価なものが多いようです。

にんにく生産日本一の町・青森県田子町

今ではにんにく(ニンニク)の生産量日本一の町としてよく知られるようになった青森県三戸郡田子町ですが、その生産の歴史は意外と古くからのものではなく、栽培が開始されたのは1962(昭和37)年のことです。田子町は青森県の南部に位置していて、やませなどの影響により、稲作はあまり盛んではなく、元々農業には適さない土地と考えられていたようです。
そのため、町の基幹になる産業も特になく、それに危機感を感じていた時に田子町の近くにある福地村が栽培しているにんにくの噂を聞きつけて、田子町でもにんにく(ニンニク)を栽培してみようということになり、福地村から「福地ホワイト六片種」というにんにくの種を買い付けて、栽培を始めました。
最初のうちは、栽培方法もあまりよく分からないまま、見よう見まねで始めたにんにくの栽培も7年も経つ頃には立派ににんにく(ニンニク)で生計を立てられるまでに出荷量も増えました。
ところが、あまりにもにんにく栽培農家が増えすぎたため、にんにくの価格が急落してしまったため、生き残りをかけて田子町ではにんにく(ニンニク)の出荷基準を厳しくし、品質向上に取り組み、その結果田子のにんにくは品質が優れているという市場評価が得られ、現在に至っています。
その後もにんにく生産日本一という名前に甘えず、安い中国産のにんにくに対抗するため、にんにくの加工品を作ったり、安い中国産にはない大玉のにんにくを生産したり、とたゆまない努力を続けて今に至っています。

にんにくのチカラ(効能)

にんにく(ニンニク)と言えば、「ニンニク臭い」とよく食べた後に周りの人にも分かるくらい、やはり強烈な香りが特徴的ですね。
このにんにくの強烈な香りの成分は、たまねぎやねぎにも含まれている「硫化アリル」という刺激成分が原因です。にんにく(ニンニク)に含まれる硫化アリルの一種・アリシンには、殺菌作用があり、ビタミンB1の吸収を助ける働きをし、疲労回復や滋養強壮の効果があります。
また、アリシンには、免疫力を高める効果があり、がんの予防にも効果的です。
その他、血行を良くするので、冷え性や動脈効果や血栓の予防にも効果があります。
ただし、体に良いと言っても適量の摂取は効果的ですが、にんにく(ニンニク)は成分が強過ぎるため摂り過ぎると逆に健康に良くないので食べ過ぎは禁物です。消化器系の器官の弱い人、高血圧の人、貧血気味の人、老人、子供の場合は、にんにく(ニンニク)の服用は量や回数を少なくするなどの注意が必要です。

にんにくが使われる代表的な料理

餃子、ラーメン、ガーリックピラフ、ガーリックトースト

にんにく(ニンニク)の加工品

にんにく醤油漬け、ガーリックバター、ガーリックチップス、ガーリックパウダー(スパイス)、にんにく醤油、にんにく味噌、にんにく卵黄

にんにく卵黄

ホワイトにんにく卵黄【男と女のお悩み解決通販】テレビのコマーシャルなどで「にんにく卵黄」という名前を耳にしたことのある方は多いかもしれません。 この「にんにく卵黄」というのは、元々は九州地方の南部で昔から作り続けられていた健康食品のことなのだそうです。
「にんにく」と卵黄を長い時間をかけて粉末状になるまで練り上げて作る、非常に手間のかかるものでしたが、健康食品として注目されるようになり、現在では製品化されてカプセル状から粉末まで様々なタイプのものが販売されるようになったようです。

にんにく(ニンニク)を薬味にするとピッタリ!の料理

  • カツオのタタキに「にんにく」の薬味 ラーメン・・・すりおろしたものを少量食べる時に入れて。
  • 鰹のタタキ・・・すりおろしたしょうがと醤油などをかけて。
  • 馬刺し・・・すりおろしたものを醤油に入れて。
  • 納豆・・・電子レンジで20秒程度温めたにんにくをみじん切りしたものを混ぜて。
  • 焼肉・・・タレのすりおろしたものを入れて。
  • サラダ・・・ガーリックチップや細かくして油で揚げたものを上からふりかけて。
  • スティックサラダ・・・マヨネーズにすりおろしたにんにくを入れたディップをつけて。

薬味レシピ〜にんにく(ニンニク)〜

ガーリックトーストのレシピ

カーリックバターを塗って、香ばしく焼き上げたガーリックトーストは、にんにく(ニンニク)を気軽に食べられる代表的なメニューです。ガーリックトーストは作り方が色々あり、バターは使わずにオリーブオイルににんにく(ニンニク)を漬け込んだものを表面に塗って焼き上げるものもあります。
ここでは、手軽にバターを使うものをご紹介しましたが、このトーストにトマトをのせたり、アンチョビなどの魚の缶詰をのせたりすると、また少し豪華な感じになるので、パンだけだと物足りないという人はぜひお試しください。

ガーリックトーストの作り方

【ガーリックトーストの材料】2人分

食パンまたはフランスパン・・・2枚
にんにく・・・1片
パセリ(みじん切り)・・・適量
バター・・・60g
こしょう・・・好みで

【ガーリックトーストの作り方】
  1. バターを室温で柔らかくする。にんにくはすりおろす。
  2. 柔らかくしたバターにすりおろしたにんにくを入れてよく混ぜる。好みでこしょうも入れる。
  3. 食パンをトースターなどで片面を焼く。
  4. 焼き色がついたら取り出して、もう片面に2のガーリックバターを塗り上に刻んだパセリをのせて、またトースターに戻し、また焼く。
    焼き色がついて表面がカリッとなったら出来上がり。

※ガーリックバターを作る時は、バターを電子レンジで数秒加熱したり、湯せんして溶かしてから混ぜるとやりやすいです。

※ガーリックを入れると焦げやすくなるので、パンを焼いている間は目を離さないようにしましょう。

薬味豆知識〜にんにく(ニンニク)〜

「行者にんにく」はニンニク?

「行者にんにく」という名前を聞いたことがあるでしょうか?
行者にんにくは、北海道や東北で山に自生する山菜の一種です。
「行者にんにく」は、にんにくという名前がついていますが、実はにんにくとは違う植物です。
にんにくと同じユリ科の植物ですが、どちらかと言うと見た目はねぎに近く、にんにくのように球根を食べるのではなく、葉や茎の部分を食べます。
行者にんにくという名前は、昔山で修行をしていた行者たちが厳しい修行に耐えるために薬代わりに、にんにくに似た臭いのするこの山菜を用いたことから、この名前がつけられたと言われています。他に、「キトピロ」、「山にんにく」、北海道でよく採られていたことから「アイヌねぎ」「エゾねぎ」などとも呼ばれています。

北海道では4月下旬から6月上旬が旬ですが、東北ではもっと収穫時期は早く、4月いっぱいが旬のようです。北海道では春の山菜として大変好まれており、生や茹でて食べるほか、ジンギスカンと一緒に焼いて食べたり、漬物にしたりするそうです。見た目はスズランと非常に似ていますが、にんにくに似た非常に強い臭いがするので、見間違うことはほとんどないそうです。
行者にんにくもその臭いが示すように、ねぎやにんにくに含まれる硫化アリルのひとつ・アリシンが豊富に含まれているので、同じように疲労回復や滋養強壮に効果的な山菜です。ただし、やはりにんにくと一緒で食べ過ぎると、健康には良くないので、程ほどに食べるのが体のためには良いようです。

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